ラジオビジネス英語ですが、6月号につづき、7月号に登場するゲストの方のインタビューも、私にとっては聴き取りがかなり難しく感じます。
このインタビューについて、あとでサラッと聴き取れたかどうかの質問をしてくるこの番組って、ソフトな番組の雰囲気を醸し出しつつ、結構「厳しい」なあ(それもまた良し)。
今回のゲストは、「Accessible Japan」(https://www.accessible-japan.com/)を運営するカナダ人の方。このサイトでは、海外から日本に旅行する障がい者の人たちに向けて、日本での旅行の仕方のヒントを伝えています。
で、インタビュアーの質問「What are the things foreign tourists find comfortable or are dissatisfied with?」に対して、この方はいろいろと回答をしていますが、一部をディクテーションしてみたところ、自分が聴き取れているのは、80%くらいでした。つまり、かなり「虫食い状態」。正確に聴き取れていないところもありました。
たとえば、以下の回答…
So the public is, you know, the trains and infrastructure. That’ s all very good.
A lot of hotels, they won’ t let you choose the accessible room when you book online(同番組のテキストより引用).
この文ですが、インタビューということもあり、必ずしも完全な文が出てくるとは限らない例だと思います。私たちの人と話すときに、いつでも正しい文法で日本語を話しているわけではありませんし。
ここでは、冒頭に主語となりそうなフレーズ(「the public 」、「A lot of hotels, 」)が出現したので、その後は助動詞や動詞が来て完全な文になるだとうと待ち構えていると、あれれ、そうならないぞ。これで、なんとなく言っていることは分かるが、確信はない状態になってしまいました。資格試験のリスニングだと、こういう文が出現することってほぼありませんからね。
こういう場合は、文の完全性を追いかけるのではなく、話されたとおりに解釈していくしかなさそうです。独学での対策としては、インタビュー記事をたくさん聴いてみることかなあ。